赤ピーマン 〜帰ってきた丹後人(42)〜
赤ピーマン
〜帰ってきた丹後人(42)〜
丹後人がUターンで地元に帰ってきた心境を綴るブログです!
ピーマンが完熟して赤ピーマンになりました。パプリカではありません。
青いピーマンより栄養があって、おいしいんです。
デパートや高級なスーパーでは、少し高値で売っていることがあるのですが、
完熟野菜はいたみが早いので普通のスーパーではまず売ってません。
農家でも、完熟まで置いておくとストレスがかかり実が多く成らないので、
栽培末期でしか完熟させません。
赤ピーマンは家庭菜園ならでは楽しみなのかもしれません。
余談ですが、「ピーマン」は日本語(和製英語?)で海外では通じないとのこと、
フランス語のpiment(ピマン)が語源ではないかとされてますが、これは辛い赤唐辛子とのこと。
パプリカpaprikaもハンガリー語で辛い赤唐辛子の粉とのことです。
英語では以下の表現で、
ピーマン green bell pepper (青い鐘の形をしたとうがらし)
パプリカ red bell pepper (赤い鐘の形をしたとうがらし)
アバウトな分類です。もともと外人は肉食なので野菜はどうでもいいのでしょうか。
ピーマンもパプリカも海外で通じないのですが、東京オリンピックの応援ソング:”パプリカ”の
英語バージョンの動画が公開後5日間で180万回突破の大ヒットなんです。
英語版でも、サビのところは、「paprika♪」と堂々と和製英語を使っています。
訳詞した、ネルソン・バビンコイさんによれば、
「日本語は全部を言わない美学があって、あいまいに言うほうがいい」とので、
paprikaをそのまま使っているようです。
たしかに、花が咲いたら晴れた空に種を蒔こうと歌っているので、
東洋の神秘、謎のpaprikaなる植物でいいのかしれません。
でもこの歌、私はオリンピックに相応しいと思います。
サビのところは、「パプリカ花が咲いたよ♪」です。
パプリカもピーマンも万願寺も唐辛子は、同じような白い小さな花が咲きます。
とうがらし類は花ではほとんど区別できません。
見かけの色や形、味が色々とあっても、花咲く時は一斉に白い花が咲く、
まるでパプリカなどの唐辛子類の野菜が一つになってように感じます。
多様な外見や考えのいる人間の世界でも、同じ花が咲くような瞬間がある。
その瞬間の一つがオリンピックなのかもしれません。(友木)