2020.02.06
カテゴリ:帰ってきた丹後人
雪舟観 〜帰ってきた丹後人(26)〜
雪舟観
〜帰ってきた丹後人(26)〜
丹後人がUターンで地元に帰ってきた心境を綴るブログです!
宮津の南、田井の獅子崎稲荷神社に雪舟観展望台があります。
これは、雪舟の名作、天橋立図(国宝)由来の展望所です。
(e-国宝 天橋立図 http://www.emuseum.jp/detail/100950/000/000?d_lang=ja)
ここを訪れる人は少ないのですが、景色が日を浴びてきれいなんです。
特に冬場は雲の間から、スポットライトのように光が当たります。
写真を撮っていたら、成相山の山頂だけに日の光が当たってきました。
荘厳で、神秘的な雰囲気が感じられます。
以前住宅メーカの人から、「北窓は借景がいい」と教えられました。
北窓は光を反射した景色は目に入るので、逆光の南側よりきれいに見えるとのこと。
雪舟も「北窓は借景がいい」ことを感じ取って、
この場所から北に見る天橋立を描いたのではないかと思うのです。
気のせいか、松並木の松がイキイキしているように思えます。
また丹後への旅というのは、この「北窓は借景がいい」旅なのです。
京都縦貫道を朝に北上すると、大江山」、宮津湾に始まり、
立岩、琴引浜、夕日ヶ浦、兜山と、北に見る景色が広がっていきます。
丹後の旅の魅力を一言で言うなら
「北窓は”丹後”がいい」
ということです(友木)