秘境伊根の女性杜氏。新種開発と後世に絆ぐ郷土愛〜丹後人㉟~

丹後人
たんごびとの魅力・想い㉟
向井酒造 杜氏 向井久仁子さん

丹後で育ち、住み、丹後弁しか話せれない私(さゆりすと)。
丹後の海・山・食・人・土地・歴史など
全てが大好き!
その中でも一番人が魅力的!
なので
丹後のヒトの魅力・想いを発信していきたいと思います★

たんごびと第35弾は
京都府与謝郡伊根町

向井酒造(←ココをクリック)
杜氏
向井 久仁子さんです。

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1)さゆりすとの取材コーナー
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久仁子さんは、約20年前実家に帰り、当時製造責任者を19年前に継ぎました。4年前より家業は弟さんが継がれたそうです。
現在でも全国に女性の杜氏は40~50名ほどしかいないそうです。
京都府下では3名だそうです。
やはり、女性が杜氏をすることは大変だそうです。
力作業も多く、30Kgのお米を何袋も持たなければならなかったり
睡眠もままならない生活なのだそうです。
実は昔久仁子さんは、酒造りに興味は全くなかったそうです。
しかし、大学の教授が恩師となり今の自分があるとのことです。
「全国には美味しいお酒ばかりだ。これからは話題性のあるお酒造りもしてかないと生き残れない」
と恩師に言われ、久仁子さんは恩師武田先生と後輩と3人で
古代米で造った伊根満開(←ここをクリック)を開発しました。
古代米を使った赤いお酒伊根満開の他に、
新種開発今までの清酒のふうみとはちがう新しい感覚のお酒として、
19年前から焼酎麹を使った夏の想い出やもろみに麹だけしか使わないお酒、
家の樹齢350年以上になる五葉の松から、清酒酵母を取り出して使ったお酒など
10種類以上の新酒開発で造ったお酒をだしてきました。

「夏の想い出」
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外国人にも大変人気の商品だそうです。アメリカやヨーロッパ、オーストラリア、シンガポールなどにも輸出しているそうです。

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家業を継ぐために杜氏になり、いろいろな苦労はあったそうです。
良いお酒を造るためには、まずは一緒に働く人との信頼関係が一番大切と話してくれました。

久仁子さんは、伊根町が大大大さ好きです。
昔は、伊根町に観光に来るお客さんは土日でも少なかったと。
でも、今は賛否両論はあるが、外国人を含め活気があるし移住者も増えていることがとても嬉しい。
伊根町を知り行ってみたいと観光客が増え、伊根町に魅力を感じ移住者の方が増えることで伊根の人口が増えることももちろん嬉しいですが、それ以上に伊根町の魅力を感じ伊根に人が集まっている状況を伊根町の子供たちが見て感じもっともっと伊根町を好きになり、自信を持ち伊根町を大好きになって一度外へ出ても伊根町に帰ってこようと思う子供たちが増えてくれると思っています。
それがとても嬉しいです。
あと、今すぐにでもやりたいことがありますと久仁子さん!
伊根の舟屋でゆっくり舟屋の空間を楽しみ、景色を楽しんでもらえる場所を作りたいと話してくれました。
久仁子さんは伊根町を好きな人が増え地元の子供たちが伊根町に生まれ育ったことを誇りに思い自慢しまくってくれるように、自分が出来ることを見つけて頑張りたい。と夢を語ってくれました。

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2)さゆりすとからのひと言
この20年間女性が杜氏という仕事をしていく上で沢山の苦労があったと思います。
しかし、久仁子さんからはそんな過去を見せない、とっても明るい前を向いた久仁子さんがここにはいました。
久仁子さんの人柄と明るさ、ほんと伊根町まで足を運んで皆さん久仁子さんに会いに是非来てください!
私は久仁子さんが大大大好きになりました!実は同級生でした笑笑
久仁子さんの大好きな伊根町ももっと大好きになりました。
伊根町へ行くと必ずと言っていいほど、猿が歓迎してくれます(笑)
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新しいものを取り込むパワーと、
古き良きものを残す力
本当にどちらも大きなエネルギーが必要です。
上手に時代に合わせて融合させる、そんな繋ぎ役をするのが、我々の年代の務めかもしれないと久仁子さんと話していました。
時代の流れの中で、自分の役割を見出すことも大切なことだと久仁子さんに気付かせていただきました。

向井酒造さんの超美味しいにごり酒でお正月を迎えることができました。
今、一番忙しい時期に対応していただいた久仁子さんに感謝!
お酒も一番美味しい新酒の季節
皆さん、久仁子さんの愛情たっぷりのお酒を是非ご賞味くださいね~

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たんごびとに出てみたいという、丹後の方、是非お話聞かせてください(>3<)
daibunbun29@gmail.comまでご連絡お待ち致しております!

最後まで読んでいただきありがとうございました★

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